ミル 千の粒

千の粒という意味のミルグレイン(ミル打ち)。

リングや石の周りなどに入れる細かなツブツブで、アンティークジュエリーによく見る技法です。

f:id:ao-diary:20180325122735j:plainf:id:ao-diary:20180325122738j:plainf:id:ao-diary:20180325122741j:plain


このさりげなくも、手の込んだリッチな雰囲気が素敵で、aoでもシンプルなミルリングを2種類作っています。

f:id:ao-diary:20180325120936j:plainf:id:ao-diary:20180325120951j:plain

2本入り Mill ring_02_K10 | Ao オンラインショップ
1本入り Mill ring_01_K10 | Ao オンラインショップ

f:id:ao-diary:20180325125025j:plain

 

今はミルといっていても、機械打ちのものの方が多いですが、aoのミルは熟練の職人が手打ちしたものです。

↓ 機械の物。近くで見ると分かりますが、粒ではなくて、溝っぽいです。

f:id:ao-diary:20180325124455j:plain

 

f:id:ao-diary:20180325123629j:plain

ミル打ちはジュエリーの一番最後の工程です。奥の毛彫りタガネで溝を彫ったのち、その溝の山にミルタガネ(写真右)を一粒づつ打っていくという、気の遠くなるような、かつ緊張感のある作業。

      

f:id:ao-diary:20180325123701j:plain

目を凝らしてアップでみるとこんな感じ。一粒一粒キラリと光ります。
ミルグレインは永遠や、子宝、長寿の意味を持ちますが、粒が並んだ様子を実際に見ると納得です。

 

f:id:ao-diary:20180325124154j:plain
さらにアップにするとこんな感じです。
毛彫りタガネの線と、ミルタガネの球がはっきり分かります。
一つ一つ打った姿があたたかい。

 

f:id:ao-diary:20180325125340j:plain

愛すべき小さな世界。

結婚指輪にもおすすめです。
プラチナなどご希望の金種でお作りできます。